みなさん、就活お疲れ様です^^
病院見学や実習をされている頃ではないでしょうか。
そして、これから就職試験を受ける方も多いんじゃないでしょうか?
筆記試験はもちろん、面接試験の練習もしなきゃいけませんよね。
今回は、就職試験でどんなことが出題されるのか紹介します。
特に公務員系の病院では、特殊な質問をされることがあるのでそれも紹介します。
県立病院、市立病院などの自治体病院系や
役所や保健所など公務員を目指す方はぜひご参考に!
専門的な内容が多い
医療系の就職試験は筆記、面接の両方で専門的な内容を聞かれます。
例えば、小論文形式だったら、
「グラム染色について知るところを答えよ。」
とか、
「血液製剤について知るところを答えよ。」
などの問題に800字くらいで回答します。
試験の内容は病院によって様々です。
例えば、循環器に特化した病院だったら、
BLS(一次救命)やAED、心臓の解剖などについて聞かれることもあります。
病理の技師を採用したい場合は、
染色方法や細胞診などについて聞かれることもあります。
筆記試験を作成しているのは技師長さんの場合が多いと思います。
なので、自分の欲しい人材に偏った分野の試験問題になることもあります。
病院見学や実習に行ったときに、
どの分野の技師が足りていないか質問してみると試験対策になるかも知れませんね。
面接試験は特殊な質問もあり!
面接試験は面接官3人くらいのパターンが多いです。
技師長、検査部長、院長、事務長など
検査技師だけじゃなくいろいろな職種の面接官が対応します。
面接試験も基本的には専門的な内容を聞かれることが多いです。
いわゆる口頭試問ですね。
筆記試験と同じで、病院の特色などを理解しておけば
ある程度どの分野の質問が来るかはヤマを張ることができます。
他には、大学で卒論など研究をしていたら
研究についても聞かれたりします。
自分の研究について簡潔に話せるようにまとめておくといいです。
タイトルにもしましたが、
県立とか市立などの自治体病院系の病院や
役所や保健所など公務員の試験を受ける場合は特殊な質問をされる場合があります。
要注意なのは、事務長など事務系の面接官です。
当然ですが、事務系の面接官からは専門的なことは聞かれません。
一般の公務員試験のような質問をされます。
例えば、
「この県(市)のいいところを教えてください。」
とか、
「この県(市)の政策について意見を教えてください。」
など聞かれます。
さらに具体的に、
「この県(市)の行っている食育に対する政策について教えてください。」
と聞かれることもあるそうです。
食育は一例ですが、
政策について知っておかなければ答えることができません。
医療職を目指していると、
普段は専門的なことしか勉強していません。
例に出した質問を見て、フリーズした方も多いんじゃないでしょうか?
わたしも質問されたらフリーズすると思います笑
最後に質問はありますか?と言われたら
この質問は必ず聞かれると思います。
意図としては、その病院に対する関心や意欲について聞かれていると思ってください。
単に決まり文句で質問している面接官もいると思います。
でも、しっかりと質問できれば一歩リードできると思います。
「特にないです。」
っていう受験者は、事前調査していないし興味もあまりないのかなぁという印象になってしまいます。
例えば、
「特に力を入れている検査や取り組みはありますか?」
「ローテーションや教育体制について教えてください。」
「ホームページに○○とありましたが、詳しく教えてください。」
などです。
逆にNGなのは、
- 福利厚生や残業についてなど
- ホームページなどで調べれば分かりそうな簡単なこと
- 他の病院との比較
などです。
事前に調査しておくことが採用への近道!
筆記試験は考える時間がありますが、
面接試験はフリーズしていると時間切れになってしまいます。
事前に傾向だけでも知っておいて準備しておくことが大事です。
受験する病院に学校の先輩が入れば、
どんな試験だったか聞いてみるのが1番いいです。
具体的な試験内容が分かっていれば対策しやすいです。
学校の先輩がいない受験先の場合は、
まずは、
「その病院や検査室の特色」
について調べておきます。
例えば、循環器の病院だったら
循環器系の試験問題が出されることが多いです。
同じように、脳神経の病院だったら
脳神経系の試験問題が出されることが多いです。
他にも、最近ISO15189を取得している病院だったら
ISO15189に関する出題をされるかもしれません。
ISO15189なんて、あまり学校では習わないので
事前調査のヤマが当たれば他の人より一歩リードできますね。
あとは、最近の検査の話題、医療の話題についてまとめておきましょう。
例えば、PCR検査についてとか、
検査技師がワクチンの打ち手になるとかは出題しやすいです。
日本臨床衛生検査技師会のホームページを見てもらうと
検査技師に関する最近の話題が分かりやすいと思います。
今だと、タスクシフト・タスクシェアについてですね。
試しにまとめてみるといいかもしれませんね^^
希望するのが自治体病院系や公務員の場合は、
県や市のホームページを見てみるといいです。
実際に市役所などに行ってみると
「市報」などが置いてあるのでもらっておきましょう。
しっかりと事前準備をして、
採用を掴み取りましょうね^^