春は新規採用や人事異動などの時期ですね。
これから新しく生理検査に配属される方もいると思います。
生理検査に配属したら勉強することを3つだけご紹介します。
職場によって担当する検査などは違いますが、この3つだけは勉強しておいた方がいいです。
勉強すべき3つのこと
心電図
心電図は生理検査に配属されたら必ずやります。
生理検査でなくても日当直などで検査することもあると思います。
心電図検査は検査自体はそんなに難しくないです。
心電図検査で大事なのは緊急性の高い心電図波形を見逃さないことです。
例えば、心筋梗塞などは見逃して、診断や治療が遅れてしまうと患者さんの予後に影響します。
心電図を最初に見るのは検査した人なので、責任を持って判読までできるようになりましょう。
心電図の勉強法は別記事で紹介しています。
BLS
BLS (Basic Life Suppourt)は心肺停止や呼吸停止に対する一次救命処置のことです。
生理検査に配属されたばかりの人は心電図検査をたくさんとると思います。
心電図検査を受ける患者さんは循環器内科の患者さんなど心臓の調子が悪い方もたくさんいらっしゃいます。
わたしも何度も心肺停止に立ち会ってきましたが、トレーニングしていないと迅速な対応は難しいです。
経験のある人でもトレーニングを継続しています。
いろいろな団体が講習会を開いていますし、職場でもトレーニングをしてくれるところもあります。
接遇
生理検査は患者さんを相手に検査をするので、平たく言えば接客業です。
スタッフも患者さんも、お互いに気持ちよく検査できるように接遇はきちんとしたいですね。
一般の接遇と医療接遇は少し違うので勉強する際は注意が必要です。
接遇についても別記事でまとめています。
ずっと使えるスキル
ご紹介した、心電図検査、BLS、接遇は一度身に付けたらいろいろな場面で役に立ちます。
特に接遇は検査のテクニックよりも習得するのが難しいです。
医療従事者としてすべては患者さんのためということを念頭にスキルアップしていきましょう。