「検査技師として働き出したけど、
どんな技師を目指したら良いか分からない。」
という人いませんか~?
検査技師に限らず医療職では
様々な学会認定資格があります。
検査技師でいうと、
認定〇〇検査技師とか
超音波検査士などです。
たくさん資格があるので、
「先輩はいろいろな認定資格を
持っているけど、どれがいいんだろ?」
「上司にこの試験を受けろと言われたけど
なんか気が進まないな~」
とか悩んでいる人は多いと思います。
おすすめの認定資格や
資格の選び方について紹介します。
初学者におすすめの勉強法についても紹介します。
認定資格の選び方
- 担当している検査の認定資格
- 誰も持っていない資格
- 迷ったらとりあえずこれ
担当している検査の認定資格
職場によって違うかもしれませんが、
一度担当になった業務は
なが~く付き合うことが多いです。
担当している検査の認定資格を
目指すことで自然とスキルアップできます。
取得後も専門性を活かすことができるので
モチベーションを保つことができます。
多くの技師はまずはここを目指します。
誰も持っていない資格
認定資格には人気の資格と
そうでない資格があります。
例えば、超音波検査士などは
同じ職場でもたくさん
資格保有者がいたりします。
担当の業務だから資格を取りたい
っていう人は全然問題ないです。
認定資格の取得は
スキルアップだけじゃなくて
上司などへのアピールにもなります。
職場として誰も持っていない資格は
上司だけじゃなく病院としても歓迎されます。
超音波検査士の認定者が
5人から6人になるよりも
誰も持っていない認定資格を
取得した方がインパクトがあります。
就職活動を思い出してみてください。
病院のホームページで
検査室の認定資格一覧
のようなページがあると思います。
「超音波検査士5人」という病院よりも、
同じ5人でも5種類の認定資格がある病院の方
がすごい気がしませんか?
資格を持っている人が少ないので、
院内外での勉強会、講演会など
資格を活かす仕事もできるようになりますよ。
迷ったらとりあえずこれ
緊急臨床検査士
緊急臨床検査士は
「日本臨床検査同学院」
が認定している資格です。
日当直業務のような
緊急検査に関する内容です。
筆記試験と実技試験があります。
検体検査や輸血、心電図検査など
幅広い出題範囲なので
力試しに受ける人が多いです。
二級臨床検査士
二級臨床検査士も
「日本臨床検査同学院」
が認定している資格です。
微生物学、病理学、臨床化学、
血液学、免疫血清学、循環生理学、
神経生理学、呼吸生理学
の8つの分野に分かれています。
内容的にはその分野の検査を
一通り知っていないと合格できないです。
1~2年くらい担当していれば
合格できると思います。
超音波検査士
超音波検査士は人気の資格です。
分野は、
循環器、消化器、体表臓器、泌尿器、
健診、血管、産婦人科
に分かれています。
専門分野を選択して受験します。
需要が高いのがポイントです!
転職サイトを検索してもらったら
よく分かると思います。
超音波検査士の資格があれば
転職の際に有利です。
配置変更を狙う裏ワザ
「超音波検査士の資格を
取りたいけど担当業務じゃないよ。」
という人は多いと思います。
希望通りの部署を
担当できる人の方が
少ないと思います。
そういう場合は、
担当したい部署に配置が変わるまで
待っていても仕方ありません。
行動あるのみです。
まずは学会に入会しましょう。
例えば超音波検査士だったら、
「日本超音波医学会」あるいは
「日本超音波検査学会」
のいずれかに3年以上
継続して所属しておく必要があります。
認定資格によって条件が異なりますが、
年数の規定もありますので
確認して早めに入会しておきましょう。
後は、講習会や学会などに
積極的に参加したり、
空き時間などに勉強、練習しましょう。
わたしの後輩にこの方法で
エコー室の所属になった人がいます。
こういう努力は上司に伝わるので、
自分から行動していきましょう!
受験勉強は初学者こそしよう
認定資格によっては
過去問やテキストが販売されています。
初学者こそ過去問などを使って
勉強すると効率が良いです。
認定試験には本当に必要な
エッセンスが凝縮されているからです。
例えば超音波検査士の問題集は
解説も載っているので、
これから始める方は買っておきましょう。
教科書よりも詳しく書いてあることもあります。
普段から問題集を使っていると、
実際に試験を受ける時のハードルが
ぐっと下がります。
スキルアップ、キャリアアップに
認定資格の取得で
スキルアップ、キャリアアップに
つながります。
認定資格の問題集は
大事なことがつめ込まれているので
試験を受けなくてもレベルアップできます。
効率的に勉強を進めていきましょう。