2022年4月から不妊治療が一部保険適用となります。
これまで国の助成金を受けた方、助成をすべて使い切った方は自分たちも保険適用になるのかどうか心配されていたのではないでしょうか。
私たち夫婦も助成金はすべて使い切っていたので、保険適用での治療は半分あきらめていました。
助成金を受けたカップルも保険適用される
助成金には回数制限があります。
その治療回数で無事に出産までできるカップルばかりではありません。
私たち夫婦も流産などを経験して、結局助成対象の6回分を使い切って自分たちの赤ちゃんに出会うことはできませんでした。
保険適用になったとき、助成を使い切った自分たちはどうなるのだろうと心配していましたが、「保険の対象になる」と聞いたときはまさに朗報でした!
お金のことで不妊治療はあきらめかけていましたが、私たちも再開することができます!
不妊治療しやすくなるかも?
不妊治療が保険適用になることで以前よりも治療にかかる費用が抑えられます。
費用は都会のほうが高額でくりにっくによって様々でしたけど、料金は均一化されて3割負担ですからね。
不妊治療がより身近なものになって、治療を検討するカップルも増えるのではないでしょうか。
また、私たち夫婦のように助成を使い切って一度はあきらめていたカップルもいると思います。
不妊治療とお金は切っても切れない縁があります。
経済的負担が減ることで、不妊治療を行うカップルは増えるのではないでしょうか。
クリニック混雑するかも
人気のクリニックでは採卵、移植が順番待ちなこともめずらしくありません。
保険適用がはじまってからだと診察予約さえ取れないこともあるかもしれません。
混雑する前に早めに受診して、早めに採卵などの日程を組んでおくことをおすすめします。
事前にカウンセリングや体外受精教室などを受けないといけないクリニックもあるので注意が必要です。
事前に情報収集をしましょう
クリニックによっては、カウンセリングやクリニックが主催する「体外受精教室」を先に受けてくださいというところもあります。
ホームページをよく見て、そういった条件がないかチェックしてください。
カウンセリングや体外受精教室を一回受けただけでは十分に理解できない場合もあります。
保険適用といっても6回までという回数制限がありますから1回も無駄にしたくありません。
よく理解して、納得した上で治療に臨みたいですよね。
雑誌や本などで勉強しておくと良いです。
ただ、情報はピンキリです。
有名なクリニックの先生が監修、執筆されたものだと安心です。
保険適用でたくさんのカップルにチャンス!
不妊治療の保険適用化でこれまで治療に踏み切れなかったカップルにチャンスが訪れています。
また、助成金の申請回数が関係なく保険適用を受けられるというのは、助成を使い切ったカップルにとっては大変ありがたいニュースです。
個人的にはコロナで受診控えしていたカップルもいると思いますし、年齢制限は少し緩和されても良いのではと思います。
回数制限も6回という回数が今の実情に合っているのか根拠が不明ですし、こちらも緩和されても良いのではと思います。
ただ、今までよりも多くのカップルに治療を受けるチャンスがあることは事実です。
少しでも不妊で悩んでいるカップルは気軽にクリニックを受診してください。
不妊のクリニックに行くのは恥ずかしいとかハードルが高いとか感じているカップルもいると思います。
私も最初はそう思っていました。
僕は不妊治療に胚培養士として関わっていますが、スタッフ全員皆さんの妊娠を願って治療にあたっています。
不妊治療は怖くありません。
気軽に受診してくださいね!