これから心電図を勉強する人へ
レベル別にテキストと問題集を集めてみました。
たくさん紹介すると迷うので、
最小限のものを集めました。
心電図検定などを受ける人もご参考に。
初級
これから勉強を始める人は
この2冊でオッケーです。
この2冊は
「日本不整脈心電学会」という
心電図検定を主宰している学会が編集しています。
学会が出している書籍なので安心ですね。
問題集にも解説が載っているので、
それでも不十分な場合に教科書を参照します。
他にも、
などもおすすめです。
自分の弱点や、読みやすいかなど好みがあるので
書店で見たり、借りたりして確認してから買いましょう。
値段が高いので、最初はメルカリとかでもいいと思いますよ。
中級
判読ができるようになってきたら
たくさん波形を見ましょう。
小児の心電図は難しいのでいろいろ読むといいです。
本によっては、「不整脈に特化」みたいなのもあるので、
内容はよく確認してから買いましょう。
あとは、本だけじゃなくて
- 実際の患者さんの心電図
はたくさん見ておきたいですね。
病歴やエコー、心カテの所見などを
心電図と結びつけることで理解が深まります。
上級
本ではないですが勉強になる教材があります。
- 論文
英語のものがほとんどなので苦手な方は多いと思いますが
判読の際に参考になることがたくさんあります。
例えば、
wide QRS tachycardiaの鑑別
なんかも調べればたくさん出てきます。
教科書だけでは不足する部分を
論文を検索して身に付けましょう。
最新の文献だと有料のものもありますが、
職場が電子ジャーナルを契約している場合は
無料で読めたり、取り寄せできたりします。
王道の勉強法は
たくさん波形をみて、
分からなければ教科書などで調べる。
というのが王道です。
教科書ばっかり読んで頭でっかちになっても判読できません。
たくさん判読していきましょう。