仕事術

病院で新人さんがミスをしないためには?インシデントを減らそう

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新しい職場でのオリエンテーションが終わると現場に配属されます。

スキルを身につけるのはもちろん大事ですが、今回は病院の現場で働くときに大事なことをお伝えします。

これを知っておくとミスが減ります。

内容は簡単なことですが、意外とできていない人が現場では多いです。

それでは、ひとつずつ確認していきましょう。

分からないことは聞く

新人のうちは分からないことはたくさんあります。

一度聞いたけど、自信がないこともあります。

そういうときは、必ず聞いてください。すぐに聞いてください。

やってはいけないのは、分からないことや自信がないことを自分で判断してしまうこと。

やってからじゃなくて、やる前に聞きましょう。

例えば検体検査だったら、間違ったことをしてしまうと検体を無駄にしてしまって、場合によっては患者さんにもう一度採血などをしてもらわなければなりません。

手術で取った組織だったりすると、取り返しのつかないことになります。

遠慮せずに、患者さんのためと思って質問や相談をしましょう。

大きい声で話す、返事をする

病院では自分の部署だけじゃなく、医師や看護師さんなどいろいろな職種と一緒に仕事をします。

他職種とのコミュニケーションって結構難しいです。

知識の差や職場の状況の差が激しいからです。

例えば、検査技師だと検査のことは知ってますけど、看護のことは分かりません。

伝達エラーは結構起こります。

でも指示を出す、受けるというのは病院ではたくさんあって、しかも緊急を要することや重要なことだったりします。

自信がないうちは声も小さくなりがちです。

自信がなくても大きな声で話しましょう。

病院ではモニターの音や周囲の会話など雑音が多くて声が小さいと聞き取れないことが多いです。

特に救急の現場だと怒鳴り声くらい声を張り上げないと聞こえないです。

大きい声でしっかりと伝えましょう。

また、簡単な内容でも返事は必ずしましょう。

「わかりました。」だけでもいいです。

返事がないと相手は指示が伝わったかどうかわかりません。

後で言った言わないのトラブルにもなります。

逆に自分が指示を出す場合も相手が理解しているかを確認しましょう。

メモを取る

医療現場で必要なメモはたくさんあります。

新人のときに一番多いのは機械の操作方法など日常的に必要なメモですね。

職場のマニュアルなどを見ながら覚えますが、個人のメモに大事なところを書いておくと確認しやすいです。

ポケットに入るサイズのメモ帳だとマニュアルと比べて取り出しやすいし、一つの機械や検査だけじゃなく色々なメモを書けますよね。

「普段はあまりやらないけど重要なこと」もたくさんあります。

そういうレアなケースまで全部暗記するのは不可能なのでメモが活躍します。

病院で仕事できる人は上手にメモを活用しています。

電話や伝言なども必ずメモしましょう。

ただし、患者さんの個人情報が含まれる内容は、個人のメモに書くのはやめましょう。

自宅にメモ帳を持って帰ったときなどに情報漏洩の危険性が高いです。

病院内だけのメモに書きましょう。

ミスを減らすのは誰のため?

一番は患者さんのためです。

医療現場でのミスは患者さんの診断や治療に悪影響を引き起こすことがあります。

大きなミスの場合は取り返しがつかなくなることもあります。

また、ミスを減らすのは自分を守るためでもあります。

大きなミスがあった場合は患者さんから訴えられることもあります。

職場や保険で保障してもらえることが多いですが、過失が大きいと最悪の場合、守ってもらえないこともあります。

ミスを減らすためのポイントをおさえて、患者さん第一で仕事していきましょう^^

ちなみにわたしのお気に入りのメモ帳はこれです。

ミドリノートです。

文庫本くらいのサイズで、サラサラで書き心地が良いし、どのページも開きやすいです。

ひもがついているのでブックマークもできます。

罫線がないタイプだと図とかも描きやすいですよ^^

ABOUT ME
げんじろう
こんにちは!げんじろうです! 病院で検査技師として働いています。 循環器などが専門です。 自身の不妊治療の経験から胚培養士に転職! 妊活患者さんやコメディカルスタッフ、学生さんに役立つ情報を発信していきます。